kirinmanjairo’s blog

高校受験、大学受験に関するよもやま話

おそらくテストには役に立たない、高校生(中学生も)へのお勧めの本

ネットによく「オススメの◯◯」と言ったものがあるが、ロクに信頼関係がない人間から「これがオススメ」と言われたとこで素直に「ハイそうですか」とはならないだろう。もっとも、そのサイトを常日頃から購読していたり、運営者の熱心なファンだったりすれば話は別だが。

つまり私がここで「この本はカクカクシカジカでオススメ」と言ったところで誰も見向きもしないだろう。では何の為に書くのかと言うと、メモ代わりや業務連絡としてである。

たとえ、全く反応がなくても全然問題無い。たぶん問題無い。問題無いんじゃないかな…。

と、誰に向かって言ってるのかわからない言い訳を思う存分書いたので、気がねなく本題に入る。

 視点の転換、発想力を鍛える

先生はえらい (ちくまプリマー新書)

先生はえらい (ちくまプリマー新書)

 
 小論文、現代文などで自分の意見を求めらる場合の訓練に。

この本はもうすでにかなりの知名度があるので、私が下手くそな書評を書く必要も無い。アマゾンのレビューなり、読書メーターの感想などを参照してほしい。と、ここで終えてしまうとあまりにも無責任なので、少し補足をしておく。

内田氏の著作は大学入試問題で取り上げられているのをしばしば目にする。もちろん他の作家でもっと頻繁に取り上げられているものがあるのだろうが、氏の独特の文体が印象深いので、本文を読むとすぐに気がつく。だからといって、読んだことが問題を解く上でどれだけ有利になるかは不明だが、その語りかけるような独特の文体ゆえ、知らない場所で見覚えのあるものを発見した時のような安心感はある。

 理科の補助教材としてのニュートン

 学校配布の資料集も大変役立つが、テーマを絞った解説のわかりやすさではニュートンがおすすめだ。日経サイエンスも割合メジャーだと思うが、地方の書店でもだいたい置いてあるので、ニュートンの方が入手しやすいだろう。かつてはQuarkという一般向けのとてもわかりやすい科学雑誌があったのだが、これが廃刊になったのは残念だ。

 どちらもテストには直接役に立たないが、こういった雑学、教養に興味を持つことで、その科目が好きになることもある。

 

高校生の受験勉強用サブ教材

高校生の受験教材と言えば、書店に行けば様々な教科の参考書や問題集がある。最近は、一般入試対策のみならず推薦やAO入試対策の小論文や面接対策の教材までそろう。

またネットでは、「スタディサプリ」のような科目別の動画配信も行われている。YouTubeでも様々な動画が配信されているので、見たことある人もいるだろう。

そんななかで、参考書や問題集の補助としてはNHKの「高校講座」がお勧めだ。

www.nhk.or.jp

ご存じの方も多いと思うが、まず、各教科の全体像を把握するのはこれが一番わかりやすいのではないか。ネットの配信もあるが、スマホでは画面が小さく見づらいので、テレビであらかじめ録画しておいて、週末などまとまった時間で見るのがわかりやすいだろう。高校講座で「この単元はこんなことをする」と言うことを把握してから学校の授業を受けるなり、問題集を解くなりすれば効果的だ。

 

あと、歴史の好きな人には「タイムスクープハンター」もおすすめだ。


www.nhk.or.jp

ただし、歴史のちょっとしたネタとしては面白いが、教科書などにはでてこない話題ばかりなのでテストの成績には直結しない。現在ではネット配信されてないのでDVDを利用するしかないが、映画になったものを見たが、なかなか面白かった。

LEDテールランプの(個人的な)弊害

最近の自動車はLEDを使ったテールランプがかなり普及してきた。

私は、あのテールランプ、特にストップランプが苦手だ。夜間などは特に眩しすぎて直視できないので、信号待ちの時は先行車のストップランプから視線をずらしている。

電球式のテールランプは点灯消灯の際、最大光量になるまでわずかな時間差がある。点灯時にはLEDのようにいきなり最大光量になるわけでなく、ほんのわずかに時間をかけてじわっと点灯するため目に優しい。

またもっと問題なのは消灯時で、LEDは最大光量からいきなり消灯するため、どうも私の脳内で「消灯した」という事実の認識が遅れるような気がする。その点、電球はじわっと消灯するので「消灯している変化」が実感できているように思える。

こんなことを感じるのは私だけだろうか。これって間接的な交通安全に影響してると思うのだが。

こんな感覚を覚えた方いませんか?

「理科と社会は暗記教科」はもはや通用しない

理科と社会は暗記教科」「用語を覚えればなんとかなる

高校受験を控えた中学生で成績が芳しくない生徒に、このフレーズを使った教員や保護者は少なくないだろう。

正直に言うと、以前、私も使ったことがある。

しかし、現代は、そんな単純なものではない。中高一貫校や有名私立附属中学校高校はかなり前から思考力を問う入試を実施していたが、ここ数年、地方の公立高校入試も例外ではなくなってきた。

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小学校での英語教育の是非

「小学校での英語教育の影響」について考えてみる。

英語を外の世界を知るための一つの手段として捉えればそう悪くはないだろう。例えば、英会話教室に通って会話を習うだけではなく、講師の母国での生活の様子を知ることは海外文化の知識を広げる意味でも良いことだ。

しかし、日常的に中高生に英語を教えている立場からすると、小学生に教科として英語を教えることには抵抗がある。

特に、その上の中学生の国語と英語の現状を考えてみると素直に歓迎も出来ない。

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よくある市販の英語教材(教科書や参考書以外の)は役に立つか

巷には、◯ゼッタストーンや◯ピードラーニング、と言ったいろんな教材が溢れているが、果たしてそれらは本当に役に立つのか。「◯◯するだけ」とか「効率的に!」と言った謳い文句につい引き寄せられる人も多いだろう。

学生なら受験対策に、社会人なら業務で必要と言うことで結構切羽詰まった状況でこういった市販教材を検討する機会もあるだろう。今回は趣味やリタイア後の娯楽ではない割合シビアな状況を想定してみる。

学校や予備校で購入する教材以外のこういった市販の英語教材は、よく効果の有無が議論の的になるが、おしなべて否定的な意見が多いようだ。そうはいっても実際に効果があった人もいるわけで、その体験者が嘘をついているとも思わない。

ただ、効果のあった体験者はずっと英語の勉強を継続する上で、様々な教材を試してきている内に知らず知らずのうちに英語力が身についてきたのである。そして件のロ〇ッタストーンやス〇ードラーニングを使ったときに、初めて自分の納得できる英語力に達したことを体感したのである。

つまり、この条件でのもとでは効果はあると言える。但し、それは市販の英語教材だけ学習した結果ではないが。

では、「ある学習者が市販の英語教材だけで英語力を伸ばすことは出来るのか。」という問いに関しては、ある条件が満たされれば可能であると言える。

その、ある条件とは何か。

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受験生にとって最高の勉強法とは

受験生にとって、勉強すると言うことは毎日が自己との戦いの連続である。

戦いである以上、戦う相手があるはずだ。

とりあえず相手としてあげられるものは、こんな感じだろう。

 外向きの相手「部活が忙しいor楽しい」「遊びに行きたい」「ゲームをしたい」「友達とだべりたい」「家の手伝いをしなければならない」等
自身の中の相手「授業がわからない」「勉強する気がしない」「用語、単語が覚えられない」「眠い」等

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