ネットによく「オススメの◯◯」と言ったものがあるが、ロクに信頼関係がない人間から「これがオススメ」と言われたとこで素直に「ハイそうですか」とはならないだろう。もっとも、そのサイトを常日頃から購読していたり、運営者の熱心なファンだったりすれば話は別だが。
つまり私がここで「この本はカクカクシカジカでオススメ」と言ったところで誰も見向きもしないだろう。では何の為に書くのかと言うと、メモ代わりや業務連絡としてである。
たとえ、全く反応がなくても全然問題無い。たぶん問題無い。問題無いんじゃないかな…。
と、誰に向かって言ってるのかわからない言い訳を思う存分書いたので、気がねなく本題に入る。
視点の転換、発想力を鍛える
小論文、現代文などで自分の意見を求めらる場合の訓練に。
この本はもうすでにかなりの知名度があるので、私が下手くそな書評を書く必要も無い。アマゾンのレビューなり、読書メーターの感想などを参照してほしい。と、ここで終えてしまうとあまりにも無責任なので、少し補足をしておく。
内田氏の著作は大学入試問題で取り上げられているのをしばしば目にする。もちろん他の作家でもっと頻繁に取り上げられているものがあるのだろうが、氏の独特の文体が印象深いので、本文を読むとすぐに気がつく。だからといって、読んだことが問題を解く上でどれだけ有利になるかは不明だが、その語りかけるような独特の文体ゆえ、知らない場所で見覚えのあるものを発見した時のような安心感はある。
理科の補助教材としてのニュートン
学校配布の資料集も大変役立つが、テーマを絞った解説のわかりやすさではニュートンがおすすめだ。日経サイエンスも割合メジャーだと思うが、地方の書店でもだいたい置いてあるので、ニュートンの方が入手しやすいだろう。かつてはQuarkという一般向けのとてもわかりやすい科学雑誌があったのだが、これが廃刊になったのは残念だ。
どちらもテストには直接役に立たないが、こういった雑学、教養に興味を持つことで、その科目が好きになることもある。